バンコクで世界各国の料理を楽しむ


 タイの人はあまり自分で料理をする習慣がないようで、逆にそれが屋台の多さにつながっているような気もします。

 要するに自宅は寝るだけ。食事は外の屋台や食堂、レストランで済ませるという生活スタイルで、その意味では人が歩く場所には必ず何らかの屋台やレストランがあるといっても過言ではありません。

 ただし屋台については、基本的にタイ料理が主となり、レストランのほうは、世界各国の料理が楽しめます。実際観光客もそういった食べ物を目当てに来る人も多いのではないかと思われますが、地域的にはアジア系の人と中東系の人が多いです。

 次がいわゆる欧米人ですが、こちらは地理的にオーストラリアの人が多いように感じます。それ以外にヨーロッパやアメリカ方面からの観光客もいるようですから、有名な観光地である「王宮」に行くと、ちょっと聞いただけで10ヶ国語ぐらいの言語が聞こえてきます。

 そんな状況ですから、いわゆるフードコートと呼ばれるレストラン街では、基本的にはタイ料理を主体として、中国料理、和食(日本で想像する以上にバンコクでは和食が受け入れられていると思います)、日本のファーストフード(牛丼やうどん、カレー、ラーメン関係)、ベトナム系、マレーシア系といったジャンルが加わります。

 また中東系の料理、アメリカン、ヨーロッパ系の料理からアイリッシュパブ、さらにバーやスカイラウンジ等、まあ考えられる限りの料理形態があります。

 私自身は、最初バンコクの衛生観念が気になって、和食レストランや日本人経営の居酒屋ばかり通っていました。実際バンコク旅行5回目ぐらいまでは、旅行中にお腹が緩くなることがしばしばあったのですが、最近は腸内細菌がバンコクの食べ物に慣れたのか、割と快調です。

 であるならばいろいろな料理を自由に食べられるなと思い、徐々に食べる範囲が広がっています。

 バンコクのレストランで地元の人が注文している様子を時折見るのですが、どうやら好みの味を細かく指定しているみたいです。この辺の奥深さは日本では味わえません。

 要するに1品1品その場できちんと調理しているからで、日本のファミリーレストランのように工場で画一的に製造した製品をレンジで温めて提供する形態とはちょっと違います。

 実際「辛い」と書かれている料理であっても、私のような一介の旅行者が、「辛くないように」と指定すると、その通りの味になって出てきますから、やはりすごいなと思います。

 さてというわけで、今日から再び節約自炊生活の始まりです。次の旅行は8月にハワイ。今度は肉三昧?つい食べ過ぎてしまうのがハワイの特徴です。
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