タロイモパン、タロイモパンケーキ

 2015年8月2日から昨日の12日まで、ハワイ一人旅を楽しんでいました。60代のおじさんが一人でハワイに行って何が面白いんだ、と疑問を持たれる方も多いと思いますが、ハワイに滞在して、青空と海を見ているだけで、体が浄化されるような気がします。

 実際私は高血圧でアトピーや喘息持ちなのですが、ハワイの温暖な天候の元で生活して、これまでこういった症状で悩んだ経験がありません。

 むしろ体調は良くなり、時差ボケはありますが、数日で慣れ、その後は快調な生活を送ることが出来ます。唯一困ったなと思うのが食事。

 欧米人が食べる量というのは驚異的です。ハワイの朝食は、最近日本でも良く話題になるパンケーキを食べることが多いのですが、味の変化に乏しく、私は2枚ぐらい食べればもう充分という感じです。

 ところが、初老の私より年上と思われるようなおばあさんが、4枚重ねのパンケーキをあっさりとたいらげ、さらにサラダやデザート食べて満足そうな顔をしていますから、いったいどんな胃袋なんだと思ってしまいます。

 しかしいっぱい食べれば健康というものでもなく、市街を歩くと、足が悪かったり、皮膚がたるんでしまったり、しわが目立ったり、横幅が妙に広いという、いかにも不健康そうな方も多数いますから、それと比べればやはり日本人の体型は整っているなと感じます。

 一方ハワイは景気がよいのかやたら物価が高くなり、長期滞在をする方は自炊をする率が高まっています。私もそうしようかなとは思っていたのですが、一人だと結局食材が余り、かえって効率が悪いかなと思い、あえて外食を多くしました。

 そんな中、唯一スーパーで買ってきた朝食として便利だったのが、ハワイ名物紫のタロイモパンです。以前はホットドッグ用のパンを買って、そこにハムやソーセージをはさみ、さらにバターを付けて食べていたのですが、これだと買わなければならない食材が多くなります。

 その点、この紫色をしたタロイモパンは、ちょっと甘めの味付けになっていて、そのままかぶりついても充分美味しい。これに私の好きな真っ赤な「グアバネクター」を加えると、あっと言う間に簡素な朝食が完成。

 ちなみにタロイモのパンケーキミックスというのもあって、これは結構美味しい。お土産にも良いのですが、日本でも売られています。
トップへ戻る 料理あれこれ 高齢者の孤食問題