賞味期限と消費期限


 いろいろな食品をスーパーで買いますが、きれいにパックされた商品のほとんどに「賞味期限」と「消費期限」の文字が出ています。

 前者は開封されない状態でおいしく食べられるまでの期間。後者は開封されていなくても、この期間までに食べたほうが良い期間であると解釈しています。

 では賞味期限切れのものは実際いつまで食べられるのか?この辺が実にあいまいだなと感じることがあります。レトルト食品なんかは、少しぐらい期限を過ぎていても結構食べてしまいます。

 もちろん賞味期限という意味合いを考えれば味は落ちているのだと思いますが、衛生技術が進化しているせいか、味が落ちたと感じることは余りないです。

 一方消費期限ですが、肉類で半分ぐらい使って残りを冷蔵庫に保管し、消費期限を過ぎて取り出すと「腐敗しかけているな」と感じることもあります。

 当然これを食べたら胃腸に良くないわけですが、熱をとうしたらどうなのか?実際にはやったことがないので不明ですが、1日ぐらいの超過なら、見掛けがよく、腐敗の兆候がない場合は食べてしまうことがあります。

 この場合も胃腸が異常をきたした経験はありません。結局腐敗してしまうという意味は、衛生状態の良い工場でパックされたものを、家庭でパックから取り出した瞬間に空気中の雑菌がその食品に付着し、そこで増殖が起きるわけですから(肉そのもののたんぱく質が変性することも考えられますが)、それがなければ、つまり開封時間が短時間であるとか空気中に浮遊する雑菌の量が少なければ腐敗は起こりにくいことになります。

 またそういった雑菌の量が少なければ、肉なんかの場合加熱処理することによって菌が死滅すると思われるので、その菌が余計な毒素を排出していない限り食べられるような気もします。

 何でこんなことを書いているのかというと、先日スーパーで生秋刀魚を買ったからで、あの秋刀魚の消費期限は何日なのかが気になったからです。

 箱の中に氷が入っていてその中に詰め込まれている秋刀魚ですが、消費期限は何日なのか?もちろんその日に食べるのが原則ということなのだと思いますが。

 ネットで調べてみると、だいたい1〜3日後に集約されるようですが、定説はなさそう。そもそも箱に入っている秋刀魚がどの程度保存期間があったのかも分かりませんので判断は難しいです。

 さらによく見ると、「解凍もの」と「新秋刀魚」という区別もあるようで、このあたり気をつけて商品を見ないとなかなか気がつきません。
トップへ戻る 料理あれこれ