週刊新潮の
「食べてはいけない食品」という記事

2018.6.9

 週刊新潮に「食べてはいけない食品」の特集記事が出ていました。少しだけ記事を読んでみましたが、確かにセンセーショナルな話題で、高齢化社会を迎えてガンを患う人も増え、その原因が食品添加物にあるのではと私なんかはつい不安になってしまいます。

 また若い人たちが「切れる」というような言葉に代表される、突然態度が豹変するということあるようで、これもまた食べ物の影響ではないかと心配です。(とはいうものの最近は私のような高齢者が切れるということも増えているようです)

 ただ一方で、日本は世界的基準から見て突出して長寿国になっているという現実もあるわけで、その意味では食品の安全性についてはかなり考慮されているともいえそうです。

 ただし週刊新潮で指摘されているような物質を長期に渡って大量に摂取したらどうなるのかとか、私のような化学物質に対する過敏症(アトピーです)の場合は、特定の物質に強く反応してしまうのではという気がかりもあり、食品を購入するとき成分表を見るのは習慣になっています。

 その意味では妙に安い食品は基本的に避けた方が良いとも思っていて、同じ商品名で複数の会社から似たような製品が出ている場合は、逆に値段が高いものを選ぶことも多いです。

 安い食品はもちろんメーカーの経営努力によって成し遂げられた価格がついているのかもしれませんが、特に目で見えない各種の食品添加物の場合は、それぞれの製品にどのくらいの量が入っているのかがほとんど分かりません。

 またいわゆる加工食品の場合、その原材料が一体どういうものなのかは消費者はほとんど知ることができません。最近メーカー側もそういった点を考慮しているのか「国産野菜」とパッケージに書かれたものも多いです。

 逆に言えばそういった表示がない製品には、世界各国から輸入された安い食品が使われている可能性が大きいです。国産が安全で海外はだめと決めつけるのもどうかと思いますが、輸送コストや鮮度維持の手間を考慮しても国産品より安いものにはどこか不安を感じます。

 その意味で、私は妙に安いレトルト加工食品中の原材料は化学肥料や食品添加物が大量に使われた野菜等が入っているのではと思え、これまた敬遠気味です。
 
 良い原材料を使って、昔ながら手法で安全性に配慮した製品の場合、必然的にそのコストは上昇すると思われ、その結果採算を得るためには商品価格を上げざるを得ないのではと思っています。

 ちなみにこういった食の影響は、腐敗したものを食べて下痢になるというような即効性の問題ではなく、何十年に渡って体内に蓄積され、それが少しずつ体調に影響する遅効性の問題だと思われるので、証明することは非常に厄介です。



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